この記事を書いた人
株式会社コシイプレザービング /ハウスガードシステム・CRサービス営業スタッフ
湯浅泰介 | T. YUASA
これから家を建てる方へ、永く安心・安全で快適な住まいを実現する情報を発信。br 工務店との情報交換や床下点検・しろあり予防工事100棟以上の経験を活かし、後悔しない家づくりを分かりやすくお届けします。
家づくりの知識
更新日:2026.06.16/公開日2026.06.16
家づくりを考え始めたとき、多くの人がまず思い浮かべるのは「どんな間取りにしよう」「広さは足りるかな」といったことではないでしょうか。住宅金融支援機構が行った建物に関するアンケートでも、住宅購入の際に重視されるポイントとして「広さ・間取り」が1位、「耐震性」が2位、「設備・機能」が3位という結果が出ています。
ほかにも「通勤・通学に便利な立地」や「地震・水害に対する安全性」が上位に入り、多くの人が“暮らしやすさ”と“安心”の両方を求めていることが分かります。
しかし、長く安心して住み続けるために、もう一つ忘れてはならない視点があります。それが住宅の「耐久性」と「メンテナンス性」です。どれだけデザインが気に入り、どれだけ設備が整った家でも、頻繁な修理やメンテナンスに追われてしまっては時間もお金も奪われ、住み心地も損なわれてしまいます。
日本は地震や台風、大雨など自然災害の多い国です。家族の命と暮らしを守る「器」である住宅には、長期間にわたって安全性や性能を維持できる耐久性が欠かせません。
ハウスガードシステムの「緑の柱」
「耐久性」と聞くと、すぐに「地震に強いかどうか」を思い浮かべる方が多いと思います。実際、「耐震等級3」や「許容応力度計算」などの言葉を目にする機会も増えてきました。ただ、ここで覚えておきたい大切なポイントがあります。それは、耐震計算は“健康な木材を前提”に行われているということです。
人間の体で例えるなら、骨が丈夫で健康な状態を想定して診断をしているようなものです。しかし実際には、木材も人の骨と同じように**時間の経過とともに劣化していきます。**強度が落ちた状態で大きな地震が起これば、設計当初に想定した安全性を維持できるとは限りません。
阪神・淡路大震災では、多くの方が住宅倒壊により命を落としました。
全壊した建物の約9割で、シロアリ被害や木材の腐朽が確認されたという報告もあります。地震の発生時期は誰にも予測できません。だからこそ「今だけ強い家」ではなく、長く強さを保ち続ける家を選ぶことが重要です。
木造住宅の耐久性を考えるうえで、まず知っておきたいのが「木材はなぜ劣化するのか」という点です。
大きな原因は次の2つです。
シロアリは日本全国に生息し、年中活動しています。主に土の中から床下に侵入し、柱や土台など家を支える重要な部分を食べてしまいます。特に厄介なのは、表面だけ残して中身をくり抜く、気付いた時には被害が広範囲という特徴です。見た目は何ともないのに、実際には空洞化して強度が著しく低下していることも珍しくありません。
シロアリ対策というと「駆除」を思い浮かべる方が多いですが、本当に大切なのは**そもそも侵入させない“予防”**です。
もう一つの原因が「腐朽菌」による劣化です。腐朽菌は木材の成分を分解してしまう微生物で、いわば“木材を溶かす菌”。気温・水分・酸素・栄養の条件が揃うとどこでも発生します。日本は高温多湿の気候のため、腐朽菌にとっては非常に活動しやすい環境です。腐朽が進むと木材は痩せ、構造強度が落ちるだけでなく断熱性能の低下や結露の発生にもつながります。
つまり木材の劣化は、耐震性だけでなく快適性にも大きく影響するのです。
「では、どうすれば良いのか?」
そこで重要になるのが、最初から劣化しにくい木材を選ぶことです。壁の中に隠れてしまう柱や土台は、あとから交換することが非常に困難です。だからこそ「劣化しない=メンテナンスフリー」に近い材料を選択することが、将来の安心と費用削減につながります。
その具体的な方法の一つがハウスガードシステムの『緑の柱』です。
専用薬剤ACQを木材内部まで加圧注入する特殊処理を行い、シロアリ被害、腐朽菌による腐れから木材を長期間守ることができます。1988年からの長期屋外試験でも、いまだ被害は確認されていません。さらに木材だけでなく、家をつなぐ金物の耐久性にも配慮しています。骨(木材)が丈夫でも関節(金物)が錆びてしまっては本当の耐久性は保てません。試験の結果、50年以上相当の耐久性が確認されています。
熊本地震の調査でも、ハウスガードシステムで建てられた住宅は倒壊が確認されませんでした。現実の災害においても、その耐久性能が発揮されています。
シロアリは日本全国に生息し、年中活動しています。主に土の中から床下に侵入し、柱や土台など家を支える重要な部分を食べてしまいます。特に厄介なのは、表面だけ残して中身をくり抜く、気付いた時には被害が広範囲という特徴です。見た目は何ともないのに、実際には空洞化して強度が著しく低下していることも珍しくありません。
シロアリ対策というと「駆除」を思い浮かべる方が多いですが、本当に大切なのは**そもそも侵入させない“予防”**です。
もう一つの原因が「腐朽菌」による劣化です。腐朽菌は木材の成分を分解してしまう微生物で、いわば“木材を溶かす菌”。気温・水分・酸素・栄養の条件が揃うとどこでも発生します。日本は高温多湿の気候のため、腐朽菌にとっては非常に活動しやすい環境です。腐朽が進むと木材は痩せ、構造強度が落ちるだけでなく断熱性能の低下や結露の発生にもつながります。
つまり木材の劣化は、耐震性だけでなく快適性にも大きく影響するのです。
▶防蟻処理について詳しくはこちら ▶加圧注入処理について詳しくはこちら
「ヒノキだから大丈夫」そう考える方も少なくありません。
確かに法隆寺のような歴史的建造物はヒノキで建てられ、長い年月を経ても現存しています。しかしそこには重要な違いがあります。法隆寺に使われているのは樹齢200年以上のヒノキ。現代の住宅に使われる木材は30~50年程度の若い木。含まれる耐朽成分の量がまったく違います。
現在の木材を「無処理のまま法隆寺のように持つだろう」と考えるのは現実的ではありません。
多くの人にとって住宅は、人生で最も大きな買い物です。だからこそ見た目や価格だけで選ぶのではなく、「将来のメンテナンスコスト」「地震後の安全性」「家族が住み続けられる期間」まで含めて考える必要があります。
教育費、医療費、生活コストが増えるなかで、不要な修繕費に追われない家を選ぶことは、家計を守ることにも直結します。
親和建設・GREEN MODERN ZERO(ハウスガードコンテスト2025 最優秀賞)
「永く安心して、快適に住み続けたい」これは誰もが持つ共通の願いです。そのために欠かせない視点が住宅の耐久性です。
ハウスガードシステムの「緑の柱」は、その耐久性を高め、メンテナンス負担を軽減するために生まれた仕組みです。
興味をお持ちいただけたなら、一度ぜひお近くの構造見学会や完成見学会で実物をご覧ください。完成してからでは見えない、住宅の本当に大切な部分を確認いただけます。
これからも、皆さまの家づくりに役立つ情報をわかりやすく発信していきます。
ぜひチェックしてみてください。